カラオケの高音を攻略!鬼レンチャンで話題のパフィーチークを解説します!

カラオケ上達・ボイトレ

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2026年6月14日放送のフジテレビ『千鳥の鬼レンチャン』で、MOON CHILDのササキオサム氏が新たな歌唱法を披露しました。

それがパフィーチーク×骨伝導歌唱です。


元々ヘッドボイサーとしてヘッドボイスを活用し、数々の難曲の音程にビタッと当ててきたササキ氏ですが、今回はヘッドボイスを封印(?)し、新たに骨伝導で音程を取るという離れ業をやってのけました。

リアルタイムで見ていてスゴイという感想よりも先に歌っている姿がシュール過ぎて爆笑してしまいました。


番組内では、L’Arc~en~Cielの『HONEY』の超高音パート(※)をおでことアゴにマイクを当てて骨に響かせながら歌っていました。(※「I want to fly~♪ waitin’ for sunrise~♪」の部分です。)


もはや歌なのか?という姿に、千鳥やかまいたちの4人にもネタとして散々いじられていましたが、実はこの「パフィーチーク」は本格的なボイストレーニングにも活用されるれっきとした発声技術なのです。


そこで今回の記事ではそもそもパフィーチークとは何かについて説明し、そのやり方と実際に歌に応用する方法について解説します。

パフィーチークを使って練習することで、カラオケで「高音が出ない」「喉が締まって痛くなる」という悩みを解決する糸口になります。


この記事で分かること
  • 『千鳥の鬼レンチャン』で話題になったパフィーチークの正体
  • 今日から自宅でできるパフィーチークのやり方
  • パフィーチークを歌に応用する方法


カラオケ愛好家としては、単なるテレビのネタとして終わらせるにはもったいないと思い今回の記事を書きました。

あなたもパフィーチークをマスターすれば、ラルク級の高音を楽に発声できるようになるかもしれないので、ぜひ最後までお読みください!


0.鬼レンチャンで話題に?「パフィーチーク×骨伝導歌唱」

そもそも『千鳥の鬼レンチャン』を見ていない人に、ササキオサム氏がなぜパフィーチークで歌うに至ったのかの流れを説明しておきます。

パフィーチーク歌唱に至るまで

AI信者になったササキオサム氏が『HONEY』の超高音部分について相談
⇨ AIジョージから「パフィーチークで歌ってみたら?」と提案される
⇨ パフィーチークはマイクに声が通りづらいので骨伝導で響かせる
⇨ 実際に『HONEY』でおでこと顎にマイクを当てて音程を当てる


字面だけでも面白い展開ですが、実際映像で見るとめちゃくちゃ面白かったです。

気になる方はTVerの見逃し配信か、FODの配信でぜひご覧ください。

あまり大きな声では言えませんが、YouTubeの切り抜きにもあると思います。


ちなみに『HONEY』を華麗に歌い上げ、続くBTSの『Dynamite』のサビもパフィーチークを挑もうとしたササキ氏ですが、出だしの音を外すという最高のオチがつきました。


なおササキ氏も映像の中で言っていたことですが、パフィーチークは本来発声練習に用いるものであり、これを使って歌唱するものではありません(笑)。


1. 実は効率的なボイトレ?パフィーチークの3つの効果

ではなぜパフィーチークで歌うとカラオケの音程が安定し、高音が出やすくなるのでしょうか?


パフィーチークは日本語でフグの発声、つまり頬を膨らませたまま歌うことです。

これは専門的に言うと「SOVTエクササイズ」と呼ばれる練習方法に該当します。


SOVTとは、「セミ・オクルーティッド・ヴォーカル・トラクト」の略称で、日本語で言うと「半閉鎖声道」という意味です。

なんのこっちゃ?と意味が分からないと思いますが、超ざっくり言うと、喉締め発声にならないようにサポートする発声方法だと思ってください。


SOVTエクササイズにはパフィーチーク以外にも有名どころで言うと、ハミング・リップロール・タングトリルなどがあります。

いずれも高音域を発声したときに喉が締まりにくくなる練習方法です。


そして今回フィーチャーしているパフィーチークには、以下の3つの効果があります。

パフィーチークの3つの効果
  • 喉締め(ハイラリンクス)の解消
  • ミックスボイスへの移行がスムーズになる
  • 腹式呼吸が自動的に発動する

一つずつ解説していきましょう。


効果① 喉締め(ハイラリンクス)の解消

高音域を出そうとすると、多くの人が喉をギュッと締めてしまいます。

これは無意識に喉仏が上がってしまうハイラリンクス(通称:ハイラリ)と呼ばれる状態です。


ハイラリは声をキンキンさせたい場合にわざと使うこともありますが、大体は無意識に喉を締めてしまっており、無理やり発声すると喉を傷める結果になります。


ハイラリを解消するには喉に力を入れないことが重要なのですが、これをサポートしてくれるエクササイズがまさにパフィーチークなのです。


頬を膨らませて口元をすぼませながら発声すると、吐いた息が口の中で跳ね返り、喉を上から押し返す逆圧力(バックプレッシャー)が発生します。

これがクッションの役割を果たし、喉周辺の無駄な筋肉の緊張を強制的にリラックス状態にしてくれて、結果的に高音域に突入しても喉がリラックスしているので、楽に高音が出せるというわけです。


効果② ミックスボイスへの移行がスムーズになる

途中まで地声で勢いよく発声していたのに、途中で裏返って弱弱しくなることがありませんか?

このように地声から裏声に切り替わるポイントを換声点と言います。


換声点がはっきりしていればいるほど、切り替わったときの違和感が大きくなります。

それを解消するために、地声と裏声を滑らかにつなぐミックスボイスというものがあります。


このミックスボイスの習得がボイトレ界では一番の鬼門というか、多くの人がミックスボイスを出せるようになりたいと思い練習しているのが実態です。


実はミックスボイスの習得にも、パフィーチークは一役買います。

なぜなら、先ほど説明した換声点は、パフィーチークで発声すると目立たなくなるからです。


つまりパフィーチークで音階を下から上まで行ったり来たり発声すると、上手く脱力して地声と裏声をつなぐ感覚を養えるのです。


この感覚こそがミックスボイス習得に必要なので、パフィーチークはそのきっかけをつかむ効率的な方法とも言えます。


効果③ 腹式呼吸が自動的に発動する

パフィーチークは口元で呼吸にブレーキがかかっている状態なので、そこから息を吐きだそうとするとお腹に圧力がかかることになります。


この感覚はまさに歌において必須技術である腹式呼吸の感覚であり、いわゆる「お腹から声を出す」という感覚なのです。

パフィーチークで発声練習をしていると自動的に腹圧がかかるので、意識せずとも腹式呼吸の練習も同時にできるというわけです。


2. 今すぐ実践できる!パフィーチークの3ステップ

さて、ここからはパフィーチークのやり方について具体的に解説していきます。

以下のフローチャートをご覧ください。

パフィーチークの3ステップ
  • 1. 両頬を「ぷくっ」と丸く膨らませる

    口の中に空気をたっぷり溜め、フグのように限界まで丸く膨らませます。

  • 2. 唇の真ん中に小さな隙間を作り息を吐く

    膨らみをキープしたまま唇の真ん中に少し隙間を作ります。そこから「ウ~」と音を出しながら、細く、長く、一定の強さで息を吐きだします。

  • 3.音程をサイレンのように上下させる

    「ウ~」と発声しながら、低音から高音まで救急車のサイレンのように滑らかにスライドさせてみましょう。YouTubeにあるスケール動画に合わせて発声するのも効果的です。


※パフィーチークをやるときの注意点!

上記のステップに沿って練習する際に注意してほしいことがあります。

それは息が鼻から抜けないようにすることです。


「ウ~」と発声しているときに息が鼻から抜けてしまうと、口の中の圧力が逃げてしまい喉締めにつながる可能性があります。


鼻から抜けていないかどうかは、パフィーチークの最中に鼻をつまむことでチェックできます。

もし音色が変わった場合は息が鼻から漏れてしまっています。

息は100%口から出すようにしましょう。


3.パフィーチークを歌に応用する2ステップ

パフィーチークは、ただの「発声練習」だけで終わらせるにはもったいないメソッドです。

カラオケの点数を上げたい方は、以下の2ステップで曲の練習に取り入れてみてください。

パフィーチークを歌に応用する2ステップ

ステップ①:曲のメロディーをパフィーチークで歌ってみる

ステップ②:「ウ~」から普通の歌声に移行する


ステップ① 曲のメロディーをパフィーチークで歌ってみる

歌いたい曲を歌う際に、歌詞で歌うのではなく、メロディーをパフィーチークの「ウ~」で歌ってみましょう。

特に高音パートでは喉が締まらずに楽に発声できることを実感できるはずです。

もちろんササキ氏のように実際の歌唱に使うのは友達にネタにされること間違いなしなので、一人で練習するのにとどめておきましょう(笑)。


ステップ② 「ウ~」から普通の歌声に移行する

歌いたい曲をパフィーチークで歌い上げることができましたか?

次は実際に歌詞に合わせて歌ってみましょう。


「ウ~」と発声しているときのお腹の支えを意識しながら、そこから口を開けて「ウ~」から「ア~」と普通の声に移行してみてください。

コツとしては「ンア~」のように「ン」を入れながら発声すると、喉締めになることを防ぎながら発声しやすくなります。


最初はガクッと声量が落ちたり、上手くつながらないと思います。

しかし何度かこの練習を繰り返すと楽に高音を発声できるようになるので、繰り返し練習してみましょう。

パフィーチーク時の喉のラクさのまま声がスパーンと前に出れば成功です。


まとめ

今回は『千鳥の鬼レンチャン』でササキオサム氏が披露したパフィーチークについて解説しました。


番組ではネタとして扱われていましたが、パフィーチークは「喉を傷めずに、楽に高音が出せるようになる」ためのれっきとしたボイストレーニング方法です。


同じような練習方法としてリップロールタングトリルがありますが、唇や舌をプルプルと震わせるのは意外と難しいので、頬を膨らませるだけのパフィーチークはまさに誰でもできるボイストレーニング方法と言えます。


  • カラオケで高い声を出すと喉が締まる
  • もっと声を響かせて豊かな発声がしたい

そういった悩みを持つ方は、ぜひカラオケ前のウォーミングアップや普段のボイトレにパフィーチークを導入してみてください。


これであなたもパフィーチーカー!

ここまでお読みいただきありがとうございました!


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