カラオケ店で「ご希望の機種はございますか?」と聞かれることありますよね。
そのときみなさんはどう答えていますか?
正直あまりカラオケに行かない人にとって機種の違いなど分からないでしょう。
どちらでもいいという人も多いのではないでしょうか。
そもそもあなたはどんな機種があるか知っていますか?
結論からいうとカラオケの機種は「DAM」と「JOYSOUND」の二強です。
他にも無くはないのですが、この2つを用意している店がほとんどです。
ただ歌うだけであればどちらの機種でも大差ありません。
しかし2つの違いを知っておくことで、よりカラオケの楽しさが広がります。
今回の記事では「DAM」と「JOYSOUND」の違いを徹底的に解説し、あなたのカラオケライフをより充実させます!
DAMの強み・弱み
強み① 映像コンテンツの充実度
カラオケをするとき歌詞の後ろで流れている映像がありますよね。
見たことのない俳優たちが海辺でチープな恋愛模様を繰り広げている…みたいなやつです。
普段カラオケに行かない人は気にしないかもしれませんが、同じ曲でも「本人映像」や「アニメ映像」などを選択できる場合があります。
「本人映像」はその曲のPV、「アニメ映像」はその曲が使われているアニメのOPやED映像などが流れます。
このように普通の映像ではなく特別な映像を選択できる曲が多いのがDAMの強みです。
JOYSOUNDも同様にPVやアニメ映像が流れますが、DAMはその数がより多いとされています。
また、DAMの最新機種である「LIVE DAM WAO!」では、アーティストと一緒に歌える「ライブ映像」の数がさらに強化されています。
ライブ映像ではアーティスト本人が歌い、観客の歓声も入っているので、より臨場感があるカラオケができます。
強み② 採点機能
カラオケの楽しみ方の一つに「採点機能」があります。
私がヒトカラに行く目的は、この点数をいかに上げられるか挑戦することと言っても過言ではないほど、この機能にはお世話になっています。
中でもDAMが導入している「精密採点シリーズ」は、音程の正確さだけではなく、ビブラートやこぶしといった表現力も加点対象になり、色んな視点から自分の歌を採点してくれます。
特に2026年現在では「精密採点Ai」が主流になっており、より表現力重視、つまり人間が聴いても上手いと思える歌が評価されるようになりました。
今までは音程さえ合っていれば感情が無いロボットのような歌い方や裏声オンリーでも高得点が出ていました。
もちろんJOYSOUNDにも採点機能はあり、精密採点シリーズに相当する「分析採点シリーズ」があります。
しかし多くのテレビ番組でDAMの精密採点シリーズが使われていることもあり、採点機能の認知度ではDAMに軍配が上がると思っています。
例えばTBSの『モニタリング』内の人気企画である「透明カラオケボックス」においても、精密採点が使われています。
強み③ ハイクオリティな音質
DAMは音質に定評があり、より原曲に近い雰囲気で歌うことができます。
よくYouTubeなどに上がっているフリーのカラオケ音源と聴き比べると一目瞭然ですが、DAMの音源はただ打ち込まれた電子音ではなく、原曲の楽器やハモリ部分などが忠実に再現されています。
DAMでは音源制作にプロの音楽家が監修していることもあり、音質に自信を持っていることがうかがえます。
また、「LIVE DAM Ai」では、全国にある有名なライブ会場の音響を再現して歌うことができる機能があります。
より音にこだわって歌いたい人はDAMを選んだ方が良いかもしれません。

弱み
さて、映像・採点・音質と多くの強みがあるDAMですが、一方でJOYSOUNDに一歩劣る部分があるのも事実です。
そのひとつがマイナー曲とボーカロイド曲の配信数です。
私が高校生のころにボカロが流行り始めたのですが、当時カラオケでボカロを歌いたいと思ったらJOYSOUND一択でした。
今でこそ採点機能を重視しているのでDAMを優先している私ですが、ボカロ厨だったころはJOYSOUND以外の選択肢は考えられなかったです。
現在はDAMにもボカロ曲は充実していますが、それでもやはりボカロ曲の配信数はJOYSOUNDが一枚上手です。
また、マイナー曲については、インディーズやゲームソングなどが挙げられます。
具体的に1曲紹介しますと、私は『MELTY BLOOD』というゲームの「MELTY BLOOD」(まんまですが)という曲が好きでよくカラオケで歌います。
しかしこの曲はJOYSOUNDにしか入っていません。
かなり昔から存在する曲ですが、2026年時点でもDAMにはこの曲は入っていません。
このように「歌いたい曲がJOYSOUNDにしか入ってない!」ということが多々あるため、DAMは曲数という点では弱みがあります。
JOYSOUNDの強み・弱み
強み① 配信曲数
先ほどDAMの弱みで説明したとおり、JOYSOUNDはマイナー曲やボカロ曲の配信数が豊富です。
公式ホームページを確認すると、DAMが18万曲以上、JOYSOUNDが42万曲以上と書かれているので、DAMの2倍以上配信されていることが分かります。
繰り返しになりますが、この配信曲数の多さは、マイナー曲(インディーズやゲームソングなど)・ボカロ曲・アニソンによるところが大きいです。
また、JOYSOUNDには「うたスキ ミュージックポスト」という機能があります。
この機能ではパソコンからオリジナル曲を自分で配信できるため、これも含めると配信曲数はほぼ無限大と言えるでしょう。
強み② 歌いやすさ
JOYSOUNDはDAMに比べてマイクからの声の返り(スピーカーからの音)が良いとされています。
そのためマイクに入力してから音が出力されるまで遅延が少なく、歌いやすさを売りにしています。
また、カラオケと言えば自分のキーに合わせて音源を変更できるのが特徴ですが、JOYSOUNDはキー変更した際に音質が劣化しにくいとされています。
やはりカラオケの際にスピーカーの音がハウリングしたりがザラザラしていると歌に集中できないので、歌いやすさはかなり大事だと思います。
強み③ エンタメ機能
JOYSOUNDはDAMに比べて、より多彩な機能を搭載しています。
その代表的な機能の一つが「X PARK(エクスパーク)」です。
X PARKは、遠く離れたカラオケボックス同士をつなぎ、一緒にカラオケを楽しむことができる機能です。
これにより遠く離れた友人とカラオケを楽しんだり、趣味仲間と集まることができるので、よりカラオケの楽しみ方を増やすことができます。
また、X PARKを活用して、オンラインでボイストレーニングを受けられる「X PARK レッスン」も展開しています。
都会はボイストレーニング教室が多いですが、地方では選択肢が少ないこともあります。
しかしX PARK レッスンであればJOYSOUNDが導入されている店舗でレッスンを受けられるので、気軽にトレーニングすることができます。
X PARK以外にも、先ほど紹介した「うたスキ ミュージックポスト」や、スポーツ観戦や謎解きを楽しむことができる「みるハコ」という機能があるので、JOYSOUNDはカラオケを超えたエンタメ機能を多く展開しています。
これはDAMに比べて大きな強みと言えます。
弱み
エンタメ機能は強みがあるJOYSOUNDですが、カラオケガチ勢にとっては少し物足りない部分もあります。
そのひとつが「本人映像」が少ないことです。
やはりその曲のPVを観ながら歌えることはカラオケの醍醐味の一つなので、本人映像が少ないのは弱みとなります。
また、JOYSOUNDの「分析採点シリーズ」は採点の精度がDAMの「精密採点シリーズ」よりも一歩劣る印象です。
分析採点にもAIが搭載されたバージョンがありますが、精密採点Aiよりも、とりあえずテクニック(ビブラートなど)を入れれば高得点が取れる傾向にあります。
なので感情をこめず棒読みビブラート歌唱でも得点が出るので、DAMのように人間らしいかどうかをあまり重視していない気がします。
たまにJOYSOUNDで採点すると、同じ曲でもDAMとの点数が大きく開くことから、やはり採点において分析している箇所が違うことは明白です。
DAMの強みでも紹介したとおり有名なテレビ番組で採用されているのが精密採点シリーズである以上、あなたがそういったテレビ番組への出場を目標にしている場合は、採点機能はDAM一択になってしまうでしょう。
DAM・JOYSOUND以外の機種はある?
ここまでDAMとJOYSOUNDの強み・弱みを紹介してきました。
ここからはおまけでDAM・JOYSOUND以外の機種(システム)についても紹介しておきます。
①鉄人システム
※このシステムは2026年現在ほとんど無くなっています。
みなさんは「カラオケの鉄人」に行ったことはありますか?
私は地方から上京してきたので、東京でカラオケしたときに初めて店の存在を知りました。
カラオケの鉄人では「鉄人システム」という独自のシステムを導入しており、歌える曲数No.1を誇っていました。
鉄人システムの仕組みは、DAM、JOYSOUND、そしてかつてあったUGAを合体させたシステムであり、それぞれで配信されている曲をすべて歌えたので、歌える曲数No.1だったのです。
当時初めてカラ鉄に行った私は「すごい!」と思いました。
しかし何度か通ううちにデメリットも見えてきました。
そのひとつが採点機能が使えなかったことです。
DAMの精密採点もJOYSOUNDの分析採点も使えません。
唯一使えるのがカラ鉄オリジナルの採点機能。
しかしこの採点は、音程バーも出ず、どこを評価して点数を出しているのかさっぱりわからないというものだったので、たまにネタで使う程度でした。
毎回点数がバラバラだったのでランダムだったと思っています…笑
また、DAM・JOYSOUNDの機械を遠隔でつないでいる関係から、曲を選んでから始まるまで結構タイムラグがあったのも使いづらい点でした。
2026年現在、この鉄人システムはカラ鉄の多くの店舗で廃止されており、その代わりに普通にDAMやJOYSOUNDの機種が導入されています。
つまり今のカラ鉄は、カラオケ館やまねきねこなどと同じようなスタイルになっています。
②MUEカラ
カラオケの鉄人と同じようなシステムを導入しているお店は他にもあります。
それがカラオケパセラです。
カラオケパセラには「MUEカラ」というものがあり、鉄人システムと同様に一つの部屋でDAM・JOYSOUNDの楽曲を歌うことができます。
また、パセラオリジナル楽曲も含めると配信曲数は190万曲にのぼり、配信数が多いJOYSOUNDの42万曲と比べて5倍近くあるので、「世界最強の曲数」というのは伊達ではないようです。
しかし鉄人システムと同様に、DAMの精密採点やJOYSOUNDのみるハコといった固有のサービスはMUEカラでは使うことができません。
カラオケパセラはカラオケを楽しむというよりも、パーティーを楽しみたい層や子供を含めてわいわいカラオケをしたい層に向けて展開されている節があるので、独自路線を貫いています。
③E-bo
3つ目に紹介するのは、カラオケまねきねこが独自に展開している「E-bo」です。
その最も大きい特徴としては「原曲の音源そのままで歌える」ことです。
普通の機種ではカラオケ用に音源を作っていますが、E-boでは原曲のボーカル音声を小さくして、そのままの音源で歌うことができます。
また、ボーカル音声を大きくすればアーティストとデュエットのようなことができることもメリットのひとつです。
そのほかにエンタメ機能もあります。
追加料金はかかりますが、室内で「スイカゲーム カラオケまねきねこver.」や「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~for E-bo エンタメボックス」などのゲームをすることができます。
このE-boですが、私も一度利用したことがあります。
率直な感想ですが「2回目の利用は無いかな…」という感じでした。
理由としては、一番の売りである「原曲のまま歌える」について難点がありました。
確かに音源は素晴らしいのですが、歌詞表示が歌詞カードをそのまま画面に貼り付けたような感じで、とても歌いにくかった思い出があります。
ふつうは2行くらい歌詞が表示されてタイミングに合わせて色が変わっていくと思いますが、ほんとに小さい歌詞を目で追いながら歌う形だったので、「これなら家で歌うのと変わりないな」と思ってしまいました。
また、本人映像等も無く、曲数も少ないことから、DAMやJOYSOUNDと同じ室料を取れるレベルではないのでは、という感じです。
まねきねこさんには朝カラオケでさんざんお世話になっているので申し訳ないのですが、E-boについては現状では選択肢に入らないかな…。
最新機種について
さて、ここまでDAM・JOYSOUND・その他の機種(システム)について紹介しました。
最後にDAMとJOYSOUNDの最新機種についても触れておこうと思います。
DAMの最新機種
2026年現在、DAMの最新機種は「LIVE DAM WAO!」です。
LIVE DAM WAO!は2025年4月に登場したフラッグシップモデルです。
DAMの強みである本人映像を多数収録していることと、歌声を自動的に補正したりエフェクトをかけてくれる機能が特徴です。
また、最新の精密採点シリーズである「精密採点Ai Heart」もこちらに入っています。
余談ですが、より判定が優しい「精密採点NIGHT」というモードがあり、接待カラオケなどで使えるかもしれません。
JOYSOUNDの最新機種
2026年現在、JOYSOUNDの最新機種は「JOYSOUND X1」です。
JOYSOUND X1は2023年11月に登場した機種です。
JOYSOUND X1の特徴としては、業界最多の曲数と、先ほど紹介した「X PARK」が挙げられます。
また、日本フィルハーモニー交響楽団の演奏を収録した「X-Leben II」音源により、音質の向上と歌いやすさを追求しています。
まとめ
今回の記事では「カラオケの機種って何が違うの?」という人に向けて、それぞれの強みと弱みを解説しました。
もう一度おさらいしておきましょう。
DAMの強み・弱み
JOYSOUNDの強み・弱み
ちなみに私は「精密採点シリーズ」の愛用者なので、ヒトカラのときはほぼ必ずDAMを選択しています。
採点をしないときや友人とカラオケをするときはどちらでもいいのでJOYSOUNDを選ぶときもあります。
もし「NHKのど自慢」に出たいのなら、迷わずDAMを選びましょう!(使っている音源がDAMのものなので)
この記事をきっかけにどっち派か決まったら、ぜひDAMもしくはJOYSOUNDの直営店に行くことをオススメします。
DAMの場合は「ビッグエコー」、JOYSOUNDの場合は「JOYSOUND」が直営店になります。
直営店を選ぶメリットは、ほぼ確実に最新機種の部屋に案内してくれることです。
もちろんカラオケ館やまねきねこなどのお店でも最新機種を選ぶことはできますが、最新機種は人気で空いていないことも多く、その場合は古い機種や他の機種に案内される場合があります。
例えば精密採点Aiに挑戦したかったのに、精密採点DX-Gの部屋しか空いていないということはよくあります。
しかし直営店であればDAMで歌いたいのにJOYSOUNDになる(またはその逆)ことはないし、採点機能も最新のものを遊ぶことができます。
さらにいうと、今はスマホから簡単に予約することができるので、日程が決まっている場合は予約してから行きましょう。
意外と予約してカラオケに行く人は少ないので簡単に取れますし、土日で混雑しがちな時間帯でもスッと入れるのでオススメです。
というわけで今回はカラオケの機種の違いについて詳しく解説してみました。
みなさんのカラオケライフが充実するようにこれからも様々な情報を発信していきますので、ぜひチェックしてください!



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