
「僕らは~知っている~♪空への~飛び方もぉ~♪」
※僕のこと/Mrs.GREEN APPLE
「あれ?カラオケだと歌えないけどお風呂だと歌いやすいな…」
あなたにもこんな経験はないでしょうか?
お風呂だと高音が楽に出て上手く歌える。
でもいざカラオケに行ってみると同じように歌えずガッカリした…。
これにはお風呂の構造に秘密があります。

今回の記事では、なぜお風呂だと歌が上手く聴こえるのか、そのメカニズムを簡単に説明します。
豆知識的に気楽に読んでいただければと思いますが、実はお風呂の秘密を知ることで普段のカラオケでも同じように上手に歌えるヒントを得られるので、気になる方はぜひ最後までお読みください。
- お風呂で歌が上手く聴こえるメカニズム
- それを普段のカラオケでも発揮する方法
1.お風呂で歌が上手く聴こえる4つの理由
ズバリお風呂で歌が上手く聴こえる理由は…
お風呂が天然のボーカルレコーディングスタジオ状態だからです。

どういうことかと言うと、お風呂の環境は、プロがレコーディングで使用するエフェクトが物理的に再現されており、あなたの歌声が良い感じに加工されて聴こえるということです。
お風呂が天然のレコーディングスタジオ?
どういった理由でそんな状態になるのでしょうか?

それには4つの理由があります。
- 圧倒的なリバーブ(反響)効果があるから
- 湯気によって最高の音響空間が作られているから
- 高い湿度によって喉の潤いと柔軟性がUPするから
- 心身ともリラックスして上手く脱力できているから
一つずつ解説していきましょう。
①圧倒的なリバーブ(反響)効果があるから

お風呂の壁はタイルなど硬い素材でできています。
素材が硬いので音が吸収されづらいのが特徴です。
音が吸収されないということは、自分が出した声が壁に当たって跳ね返ってきます。
そしてお風呂は狭い空間であるため、出した声が色んな方向から跳ね返ってきます。
このリバーブ(反響)が、カラオケで言うところのマイクのエコー的な役割を果たします。
カラオケでもエコーの値を大きくすると、声が重なって聴こえるようになり、少しの音程のズレなどを目立たなくしてくれます。お風呂で歌うとこれと同じ効果が得られます。
②湯気によって最高の音響空間が作られているから

しかし単に壁が硬いだけでは、最適なエコー効果は得られません。
お風呂で最適なエコー効果が得られるもう一つの秘密が「湯気」です。
湯気は小さな水の粒です。
声が壁に向かって進む途中に湯気にぶつかることによって、より声を拡散する効果が得られるのです。
この拡散効果により、狭い空間ながらもさながらコンサートホールのような音響条件がととのい、声のコントロールがしやすくなるのです。
③高い湿度によって喉の潤いと柔軟性がUPするから

また、湯気に関連してお風呂内の湿度も秘密の一つです。
湿度が高いということは空気が潤っているということです。
それは喉にとって非常に好条件です。
まず喉が潤うと、喉が開きやすくなります。
また、声に芯を持たせるための声帯閉鎖もしやすくなります。
実際プロの歌手は加湿器を愛用していますし、B’zの稲葉さんが喉の乾燥を避けるために極力エアコン利用を避けているという話は有名です。
それほどに空気の潤いは重要なのです。
④心身ともリラックスして上手く脱力できているから
お風呂は一日の疲れを癒す場です。
「風呂は命の洗濯よ」という葛城ミサトの名言にもあるとおり、心身ともにリラックスできます。

このリラックス状態で歌うというのは、上手く歌う上で本当に重要なことです。
緊張していると喉に余計な力が入り、繊細なコントロールを求められる裏声やミックスボイスの難易度はグッと上がります。
お風呂でキレイに高音が出る理由の一つは、リラックスして脱力しているからなのです。
2.お風呂を出ると下手になってしまう理由

ではお風呂で歌って録音すれば最強なのではと思いますが、そうはなりません。
なぜならお風呂はリバーブ(反響)が過剰すぎて、例えばスマホなどのマイクを通して録音すると、モワンモワンと輪郭がぼやけた風になってしまいこもった音になります。
お風呂の中にカラオケ作ったらすごく歌いやすいんじゃないかと思いましたが、現実はそう甘くないようです。
ではなぜお風呂を一歩出たら上手く歌えていたはずの曲がダメダメになってしまうのでしょうか?
その一番大きな理由は緊張と力みです。
カラオケやステージなど、人前で歌おうとするとどうしても緊張します。
緊張すれば身体に力が入ってしまうので、先ほども上に書いた通り喉にも力が入ります。
また、カラオケやステージは伴奏に合わせて歌いますが、その音量に負けないように大きな声で歌おうとすることで、発声のバランスが崩れお風呂での実力が出せなくなります。
私もヒトカラでは上手く歌えたのに友達の前ではちょっと下手になることがよくあります。
また余談ですが、私が以前NHKのど自慢に挑戦したときも、緊張で普段出せている音域が出せず爆死しました。
一方で同じステージで歌っていたプロの歌手は、さながら自宅のリビングで歌っているかのようにリラックスして歌っていたので、本当に脱力は重要なんだなと実感しました。
3.お風呂の上手さをカラオケで発揮する3つのコツ

ではお風呂で歌うようにカラオケでも上手く歌う方法は無いのでしょうか?
ここからはカラオケでも実力を発揮するための3つのコツを紹介します。
- 小声で地声と裏声のバランスを整える
- ハミングでミックスボイスの感覚をつかむ
- カラオケの音量・エコー設定を適切に行う
一つずつ解説していきましょう。
①小声で地声と裏声のバランスを整える

お風呂で歌う時は自然と小声で歌っている傾向にあります。
これは上でも説明したとおり、お風呂はよく声が響くからです。
小声で歌うことにはメリットがたくさんあります。
一般的に高音になると声がひっくり返ってしまう原因は、ぎりぎりまで地声で踏ん張ってしまうからです。
きれいに低音から高音までつなぐコツは地声と裏声をシームレスに切り替えることです。
小声で歌うと、強すぎる地声を抑えることができ、地声と裏声のバランスが整えられます。
結果として声が露骨にひっくり返らなくなり、自然に聴こえます。
なのでカラオケにおいてもマイクのボリュームを少し大きくして、無理に張り上げないようにしましょう。マイクを通せば小声でもしっかり聴こえます。
この記事では詳しく解説しませんが、声量を上げるのではなく、声を自分の身体に響かせることを意識すると良いでしょう。
②ハミングでミックスボイスの感覚をつかむ

小声で歌うことと併せて、歌う前にハミングで練習するのも効果的です。
「ん~♪ん~♪」と口を閉じながら鼻から抜けるように音を出すハミングは、地声から裏声を脱力しながらつなぐ練習として最適です。
この鼻に響かせて出す方法は「鼻腔共鳴」と言われ、声を身体に響かせる代表的な方法です。
鼻腔共鳴は裏声を地声のように出すミックスボイスを習得する上で避けて通れない技術なので、ハミングはミックスボイスの習得にも効果的です。
ハミングに関連して、リップロールやタングトリルもおすすめです。
リップロールは息を吐きながら唇を震わせる練習で、タングトリルは巻き舌のように舌をトゥルルルと振動させる練習です。
どちらも喉の力を抜きながら、地声から裏声に移行する練習になるので、YouTubeにあるスケール(音階)の動画に合わせてやってみましょう。
参考に普段私が使っている動画を載せておきます。
③カラオケの音量・エコー設定を適切に行う

カラオケの音響をお風呂に近づけるのも一つの手でしょう。
お風呂の環境を再現するには以下の値を調節する必要があります。
- BGMとマイクの音量
- エコーの値
お店によって最適な数値は異なるので、BGMは〇〇、マイクは〇〇と説明できないのは心苦しいですが、私は基本的に自分の声が聴きやすいようにマイクの音量を高めにしています。
また、エコーは上げすぎるとハウリングの原因になるので、ほんのりかかっている程度にとどめています。
また、BGMも少し高めにしているので、全体的に音量は高めでエコーは控えめといった感じです。
これは私にとって最適な設定なのであくまで参考にしていただき、あなたに最適な音量設定を次回のカラオケで探ってみてください。
まとめ

結論として、お風呂で歌が上手く聴こえるのは、お風呂が物理的に良好な音響空間であり、心理的にリラックスできる「魔法の空間」だからです。
お風呂はそのまま録音したりするのには不向きですが、高音を出す練習やリラックスした発声を身体に覚えさせるには最適な場所です。
次にお風呂に入ったとき、この歌い方を外でも再現するにはどうすればいいかを意識しながら歌ってみてください。
そして今回紹介した3つのコツをカラオケで実践し、歌唱力UPを目指しましょう!
- 小声で地声と裏声のバランスを整える
- ハミングでミックスボイスの感覚をつかむ
- カラオケの音量・エコー設定を適切に行う
普段のお風呂タイムは絶好のボイトレチャンスなので、ぜひ活かしてください!
ここまでお読みいただきありがとうございました!


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