NHKのど自慢に応募しようと思ったとき、一番に考えるのは何を歌うかですよね。

もちろんすでに絶対的な十八番がある人もいるでしょう。
それをテレビで歌いたいからのど自慢に応募するのも全然アリです。
しかしただ歌いたいという気持ちだけで応募すると、予選会すら参加できず撃沈します。

そもそものど自慢は歌が上手ければ合格するわけではありません。
番組を観たことがある人なら分かると思いますが、正直ヘタクソな人もいませんか?
実は審査員が見ているのは、
- 番組として盛り上がりそうか
- 選曲に納得感があるか
といった要素です。(もちろんそれだけではないですが。)
そこで今回の記事では、のど自慢に出たい人に向けて、曲選びにフォーカスして解説します。
この記事を読めば、のど自慢の書類選考に通過する可能性がグッと上がり、予選会で好印象を与えるコツが分かります。
何を歌うか迷っている人はぜひ最後までお読みください。
ちなみにのど自慢の応募書類の書き方については下の記事で解説しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
- NHKのど自慢の予選会に行くための曲選びのコツ
1.NHKのど自慢の予選進出に歌の上手さは関係ない!選曲が命!
まず曲選びにおいて最初に知っておくべき2つのポイントがあります。
これを外すと書類選考通過は絶望的なので絶対に押さえておきましょう。
- 全国放送の雰囲気に合っているか
- 選曲の理由がちゃんとあるか
一つずつ見ていきましょう。
①全国放送の雰囲気に合っているか

あなたが超絶歌が上手いとしましょう。
男性なら玉置浩二、女性なら吉田美和くらいです。
そのレベルでも、「のど自慢は全国放送である」という前提を忘れると書類選考は通りません。
そもそも最初の審査は書類選考なので、歌の上手さは全く関係ありません。
つまり曲選が空気を読めているかが絶対的に重要になります。
具体例を挙げましょう。
私はAcid Black Cherry(以下、ABC)というバンドが好きです。
カラオケでもよく歌いますが、ABCの曲でのど自慢に挑もうとは思いません。
なぜなら歌詞に平気で「セッ○ス」とか「中に出して」とか出てくるからです。
(ぜひYouTubeなどで『Black Cherry』という曲を聴いてみてください。)
もしNHKで昼間からそんなワードが飛び交うものなら、お茶の間のおじいちゃんおばあちゃんがカチンコチンに凍り付いてしまいます。
なのでのど自慢の選曲では、歌える曲・歌いたい曲を選ぶのはもちろんですが、NHKの生放送でで歌えるかのバランスがとても重要になります。
②選曲の理由がちゃんとあるか

じゃあ曲の雰囲気は考えた。
次に考えるべきは「なぜその曲を選んだか」です。
のど自慢出場の最初の一歩は書類選考です。
つまり歌の上手さをアピールするのではなく、「なぜあなたはその歌を歌うのか」を簡潔に説明する必要があります。
例えば私が過去に書類選考を通過した際は、「選んだ曲の歌手と出身が同じ」や「季節感に合った曲を選んだ」などを理由にしました。
一番良いのは歌詞と自分の境遇が重なったり、その曲を励みに過去の辛い時期を乗り越えたというエピソードなどがある場合です。
とにかく「いや~なんかこの歌得意なんすよね~」程度の選曲理由では容赦なく切り捨てられると思っておきましょう。
2.合格を引き寄せる選曲の4大原則

では先ほど紹介した前提を踏まえて、より具体的にどんな曲を選べばいいのでしょうか?
ここでも押さえておくべき4つの大原則があります。
- 老若男女に知名度がある曲
- 当日ゲストの持ち歌
- 音域が合っている曲
- サビまで短い曲
一つずつ見ていきましょう。
①老若男女に知名度がある曲

のど自慢の主な視聴者層は高齢者が多いです。
出場する側は様々な年代がいますが、観ている側はかなり限られています。
まぁ日曜日のお昼ど真ん中にNHKを観ている20~30代は少ないでしょうね。
となるとエンタメ番組としては視聴率を稼ぐために、主な視聴者が知っている曲を組み込むことは容易に想像することができます。
仮にのど自慢のセットリストが夏フェスみたいだったら、テレビの前のおじいちゃんおばあちゃんは「はて?わにま?きんぐぬー?」となってしまいます。
こう聞くと、「じゃあ年寄り向けの曲歌えってことかよ!」と思うかもしれませんが、そうではなくて、最近の曲だとしてもしっかり知名度を意識することが大事です。
例えばMrs.GREEN APPLEの曲は若者向けですが、テレビにもバンバン出ているので高齢者の方でも知っている可能性は高いです。
このように誰でも知っているポピュラーな曲を選ぶのが予選に出る近道となります。
もっと具体的に言うと、紅白歌合戦で歌われる曲や、カラオケのランキングで上位に入っている曲を選ぶとまず間違いありません。
あとはねらい目として朝ドラで使われた曲も書類選考通過できる確率が高いです。
自分が他の人と差別化できる自信があるならマイナー曲を選んでもいいですが、そうでないなら有名どころから選んで損は無いと思います。
②当日ゲストの持ち歌

のど自慢には当日ゲスト歌手が来ます。
例えば2026年8月30日の岡山県で開催されるのど自慢には、近藤真彦さんと水森かおりさんがゲストとして来ます。
このようにあなたが参加するのど自慢に誰が来るかは事前に分かるので、その歌手の持ち歌を選ぶのはかなり有効な手段です。
なぜなら、本選のセットリストには必ずと言っていいほどゲスト歌手の曲が入るからです。
ただしこれは諸刃の剣です。
というのも、同じことを考える人が多数いるのです。
仮に書類選考が通ったとしても、予選会で10人連続で同じ曲が続いたりします。
そうなるとその中でよほど上手いか、歌以外で印象付ける必要があります。
また、一つの手段として、ゲスト歌手の一番有名な曲ではなく、あえてずらして2番手3番手の曲を選ぶのも良いでしょう。
いずれにせよ当日ゲスト曲の枠はほぼ必ず用意されているので、自信がある人は挑戦してみる価値はあると思います。
③音域が合っている曲

普段歌いなれている曲でも、のど自慢は大勢の前で歌うことになるので、感覚的には普段の30%くらいの力しか出せないと思っておきましょう。
そのため、原曲キーが高くてぎりぎり歌える…くらいの曲は止めておいた方が無難です。
実は私が過去に本選まで行ったときに選んだ曲は、女性曲でした。
しかも女性が歌っても高いと言われる部類の曲です。
カラオケではちゃんと歌えていたし、男性が女性曲を歌うギャップを狙って選曲し、みごと書類選考も突破しました。
しかし迎えた予選会本番で緊張のあまり、肝心のサビの高音部が椿鬼奴くらいカスカスになり、え?これほんとに自分の声?となりました。
それでもどこか良い点を見出してくれたのか、うれしいことに本選に進めました…が、当然本選はより多くの人とカメラの前で歌うので、さらに緊張して椿鬼奴の再来です。
おかげでのど自慢に出れた嬉しさと本領発揮できなかった悔しさで心の中はカオスでした。

ちなみに、本選に出る際は曲のキーを変更することができます。
私も事前の打ち合わせでキーを下げるか聞かれましたが、血迷って「いえ、そのままで」と答えた挙句爆死しました。
もし予選は通過できたけどキーが高いなと思う人は、歌いやすいキーまで遠慮せず下げましょう。
④サビまで短い曲
予選会も本選も、大体歌唱時間は40秒~1分くらいです。
本選は曲を編集してなるべく歌唱時間が長いようにしてくれますが、それでも1番のサビのワンフレーズが歌えるくらいの長さです。
なので、選ぶならサビまでが短い曲の方が印象に残るでしょう。
逆にイントロが長い曲、例えばB’zの『LOVE PHANTOM』なんかは絶対的にのど自慢に向いてないと思います。(過去に歌った人いるかもですが。)
なるべくサビに早く到達した方が歌の上手さをアピールできるので、曲を選ぶときはサビまでの秒数やイントロの短さを意識しましょう。
ちなみに…
これはのど自慢のルールを逆手にとった選曲法なのですが…
予選会では曲名のあいうえお順で歌うので、あ行orら行・わ行辺りの曲を狙うのもアリです。
就活の集団面接などでもそうなのですが、審査員の印象に残るのは最初の方か最後の方です。
中間らへんはどうしてもだれてしまい、聴いている方も疲れてしまいます。
そのため、最初か最後で印象を残せれば合格率は上がると思います。
ちなみに私はら行の曲を選び、実際に当日の歌唱順は200人中197人目とほぼ最後でした。
そのおかげで通過できたかは分かりませんが、審査員も人間なので少しは印象が残ったと思います。
まとめ

というわけで今回はNHKのど自慢の予選会に行くための曲選びのポイントを解説しました。
改めてまとめておきましょう。
まず予選会に行くためには書類選考を通過する必要があります。
そのためには絶対にハズしてはいけない大前提が2つありました。
- 全国放送の雰囲気に合っているか
- 選曲の理由がちゃんとあるか
あなたがどんなに玉置浩二レベルで歌が上手かったとしても、歌詞が不適切な曲を選んだり、ただ自分の歌唱力を披露したいだけであれば、まずはじかれてしまうでしょう。
以下はNHKのディレクターが言っていたことです。
「ただ上手い人を出すだけなら採点で得点が高い順に選ぶだけ。本選に行けるのは歌の上手さ以外にも何か光っているものを持っていることが重要。」
一言一句覚えているわけではないですが、まぁ大体こんな感じのことを言っていました。
のど自慢に、正直歌があまり上手くない人も出ているのは、例えばその人の地元にかける想いが強かったり、上手さ以外の良さがあるからなのでしょう。
大前提を踏まえた上で、曲選びの原則がさらに4つありました。
- 老若男女に知名度がある曲
- 当日ゲストの持ち歌
- 音域が合っている曲
- サビまで短い曲
どれも重要ですが、個人的には3つ目の「音域が合っている曲」を選ぶことが重要だと思います。
これはステージ上で歌った人にしか分かりませんが、緊張するとびっくりするくらい高い声が出なくなります。
私はカラオケで何度も何度も歌いこんで、120%の仕上がりだと思った曲で撃沈しました。
のど自慢に出れたことはとてもうれしかったですが、その放送回を改めて見直そうとすると黒歴史過ぎて○にたくなるので1回しか観てません。
なので音域的に余裕で歌える曲を選ぶことを絶対にオススメします。
また、本選に行く場合キーは変更してもらえるので、不安がある場合は絶対にキーは下げてもらいましょう。
この記事を参考に曲を選び、応募書類をしっかり作りこめば、高確率で書類選考は通過することができると思います。

私は過去2回しか応募したことはないですが、2回とも書類選考は通過し、1回は本選まで行けました。
NHKのど自慢はカラオケ好きの人なら一度は出てみたい夢のステージ。
生放送で歌う経験や、そこで知り合った人たちとの一体感は、30歳を超えて久々に感じた青春の1ページといった感じでした。
この記事を読んでくれたということは、あなたものど自慢に出たいと思っているはずなので、ぜひ出場のチャンスをつかんでください!
ここまでお読みいただきありがとうございました!



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